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タグ・ホイヤー 並行輸入への道
事務所に帰りましてから手を尽くして海外のタグホイヤーの取扱店を調べてみました。
さすがにタグ・ホイヤー。
有名ブランドなので、世界各国いくつものお店で売られています。
販売価格を調べてみますと、日本で買うのと値段が変わらないくらいのものもあれば、明らかに安いものもありました。
安いといいましてもタグホイヤーは高級時計ですので、それなりの値段はするのですが。
さて、こういった高級時計を並行輸入するにあたりまして、値段以外にもうひとつ大きな問題があります。
それって、本物?偽物?
ってこと。
日本の正規取扱店から買えば、間違い無しの本物ですが、海外の業者から買った場合、本物である保障は......。
このあたりが非常に気になりますよね。
なので、タグホイヤーを取り扱っている海外の時計屋さんの1店舗に次のようなメールをだしてみました。
『あなたのお店でお売りになっているタグホイヤーについて質問したいのですが、本物をお売りになっているのでしょうけど、何か保証書のようなものはありますでしょうか?』
するとすかさず、
「ウチで売ってる全部の時計はオリジナルパッケージにシリアルナンバーが刻印されているし正規マニュアルが同梱されているのでそれが正規品の証拠だよ。レプリカにはシリアルナンバーは刻印されていないだろ?ウチは、タグホイヤーの正規販売店から買い付け10年以上もネットで商売してるよ。国際保証書の画像なんてウチは持ってないけど、どうする?」
といった返事が返ってきました。
まあこうなってしまうと、もう注文してみるしかありません。
そのサイトから注文しまして、
『あなたを信用して注文しました。商品をいつ送ってくれるか教えてください』
とメールしました。ところが......。
返事なし。
注文したときに自動返信メールでレシートが送られてきているだけに、
(金だけ取られて送ってこなかったらどうしようか?)
と不安にもなりました。
しかし私のクレジットカードの明細を調べてみますと引き落としはかかっていません。
金だけ取られることはないようですが......これではタグホイヤーの現物は手に入りそうにありません。
本物を発注すると同時に偽物にも興味があったので、ここでは偽物を売ってますなノリのサイトからタグホイヤーの偽物を注文していました。
そちらの方はすぐに注文が通って中国から注文ありがとうメールもいただいていたのですぐに手に入ると思いますが。
しかし、本物より偽物の方が手に入りやすいってどういうこと?
なので本物を売っているアメリカの会社に何度もメールを出してみましたが無しのつぶて。
仕方がありません。こんなときは国際電話です。
早速、国際電話を掛けてみました。
『お電話ありがとうございます、問屋さんは1番、カスタマーサービスは2番を押してください』
と自動音声案内がありましたので2番を押しました。すると......
『当店の営業時間は午前10時から午後6時までとなっております』
といわれました。
その店舗はニューヨーク。
日本との時差は、マイナス13時間。
今の時間は昼の11時。
向こうは22時、夜の10時です。
そりゃ、誰もいませんって。
(また夜にでも電話するしかないか......)
そう思っていたら何と、日本時間の23時に向こうから国際電話がかかってきました。
留守番電話には何もメッセージを入れなかったのですが、日本からの電話番号をみて向こうから掛けてきたようです。
『はろ〜、あんたかいウチに電話くれたん?』
『そうだよ、時計送ってよ、注文したんだからさ』
『お前、スキャナ持ってるか?』
『持ってるよ』
『お前さんのクレジットカードの画像をスキャニングしてそれをメール添付して送ってくれい』
『分かった、送るよ』
そんな会話をしました。
電話を切りましてすぐにスキャナで私のアメックスカードをスキャニングしてその画像を添付してメール。
さあ、これで送ってくれるかなと思っていたのですが......送ってくれません。
何日経っても、送ってくれませんし、私のクレジットカードからの引き落としもありません。
『なんで送ってくれないの?』
といった内容のメールを何回も出したところ、
『あんたさぁ、クレジットカードの画像をファックスしてないじゃんか!』
といった返事が......。
過去メールを何度読み直しても、クレジットカード画像をファックスしろ なんてありません。
そしてその業者のホームページを何度みても電話番号しか掲載されていません。これではファックスは送れません。
(ちょっといい加減にしろよな)
そう思いながら、また国際電話。
日本は昼の11時、ニューヨークは夜の10時。
やっぱり留守番電話です。
『ファックス番号教えてくれないとファックスを送れないんですけど......』
留守番電話に吹き込んでからメールチェックをしますと
『ファックス番号は、〇〇ー〇〇〇ー〇〇〇〇』
とメールが......起きてるじゃんか、なら電話でろよな!
早速、前に送ったアメックスゴールドクレジットカードの画像を印刷してそれをファックスしました。
(今度こそ送ってくれるだろう)
確認のためにまた国際電話。
日本時間で23時30分になるまで待つ。
ニューヨークは昼の10時30分。
これなら連絡できる筈。
そう思ってまた国際電話。
『お電話ありがとうございます、問屋さんは1番、カスタマーサービスは2番を......』
2番を押したら......
『当店の営業時間は午前10時から午後6時までとなっております』
(おいおい、そっちは10時半やのに、なんで留守番電話やねん)
とんでもない業者です。
しかしそれから数日。
念願のタグ・ホイヤーが送られてきました。
送られてきたのはいいのですが、時計本体と箱、プラスチックケース、説明書は同梱されていましたが、国際保障カードが入っていません。
『国際保証カードが入ってないんだけど......』
そういったメールを送りましたところ、
『保障については、ウチでやるよ。何かあったらウチに送ってくれたらタグホイヤーのメンテナンスセンターにウチから持ってくからいいでしょ?それは正真正銘本物のタグホイヤーの新品なので、保障が切れたら日本にあるタグホイヤーの正規店に持ち込んで有償でメンテナンスを受けられるよ』
とのメッセージが。
(ちょっと、それはないんじゃないの......国際保障カードがなかったら、本物かどうか、分からないじゃんか......)
タグ・ホイヤー 並行輸入品、本物か?偽物か? に続く